えみりあの日々書き殴り

子供の戯言から今日の買い物、給食の献立まで。種々雑多なアレコレ盛り付けてます。

いただきます と ごちそうさま

普段食事の際になにげなく発する言葉、ではありますが。 言葉の本質っつーか、何を意味するところか、ってのをきちんと考えて頭の片隅に入れとかなくちゃいかんですな。
「いただきます」
ってのはまぁ読んで字のごとく食品をいただく場合のご挨拶ですが。作って供してくれた人に対する挨拶、の部分もありますが、食品となった食材の生命(家畜や魚、野菜とかの、ですな)をいただいて私たちは生かされているという現実をないがしろにしてはならない、と思うのです。
人間(だけでなく、他のほとんどの動物)は、他の動植物の命を奪いそれを食さなければ生き長らえることはできないわけで。
ま、植物だって生き物だから、いかなベジタリアンといえども全く生き物の命を傷つけ奪っていないとは言い切れない訳で。・・・そーいやぁ彼等って根菜は食べないのかな?

で、「ごちそうさま(でした)」。
これは食した後にその食材を供してくれたひとへの感謝のことば。だからよく作った人は「お粗末様でした」と返しますな。
「馳走」と書くように、昔お客人などに良い物を食べてもらう為、その素材をあちこちから(文字どおり東奔西走して)求めてきたことに対する感謝ですな。まあ、今は東奔西走しなくてもそれなりの食材は近所で揃う、と言う場合がほとんどでしょうが。
でも、それだけはなくて、ひいてはその食材を作る為に労されたひとにも、素材となったものの命の犠牲への感謝も根底にはあるんじゃぁなかろうか? とか考えてみたりするわけです。

幼少時に小食だった自分に残さず喰えときっつい教育ありましたが(学校給食で)、おとなになってからその栄養面以外での理由もわかったような。 ま、今は学校給食で残さず喰えなんてことは言わなくなってしまった様ですが(アレルギー絡みの問題も過去報道されましたし)。